正座➁
羽村市の膝の痛みの整体ならサガワ整体院へ!!
サガワ整体院の佐川です。
今回は、「膝に負担をかけやすい日常動作」シリーズの第2回として、
多くの方が日常で当たり前のように行っている「正座」に注目します。
正座が膝に与える影響
正座は、日本人にとってなじみ深い姿勢ですが、
膝関節にとっては強く曲げた状態(屈曲)を長時間キープする姿勢。
人によっては以下のような影響が見られます。
- 膝蓋下脂肪体や滑膜の圧迫感・炎症誘発
- 半月板・軟骨の圧縮刺激
- 屈曲位保持による関節包や靭帯のストレス増加
要するに、、、膝にあまりよくない!
文献タイトル:
➀Posterior Medial Meniscus Root Tears: Clinical Implications, Surgical Management, and Post-operative Rehabilitation Considerations.
➁Infrapatellar fat pad pressure and volume changes of the anterior compartment during knee motion: possible clinical consequences to the anterior knee pain syndrome.
臨床現場での傾向
正座を長時間続けることで、
- 「立ち上がった瞬間に膝が痛む」
- 「正座後に膝が腫れる/熱感が出る」
といった声は、変形性膝関節症や脂肪体炎の方によく見られます。
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また、術後(人工膝関節など)やかなり変形が進んでしまっている例では、正座を避けるよう指導します。
でも“絶対にダメ”ではない
正座ができること自体が問題ではありません。
ポイントは以下の2つ:
- 痛みや腫れを伴わないか?
- 正座後の可動域制限・硬さが残らないか?
定期的に正座する文化があっても、膝周りの柔軟性が整っていれば、トラブルなく続けられる方もいます。
正座と上手につき合うには?
- 連続時間を短くする(可能であれば1回数分以内)
- 立ち上がる前に軽くストレッチ
- 痛みが出るときは無理に維持しない
- 必要であれば「膝の間にクッション」や「低座椅子」も検討を(かなり効果的)
まとめ
「正座=膝に悪い」と一概に決めつけるのではなく、
膝の状態と相談しながら向き合うことが大切です。
「正座をすると痛い」「続けたら膝が腫れた」
そんな時は、関節の状態を一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
それでは今日はここまで!
少しでも膝の痛みでお困りの方を減らせるように。膝の痛みでお困りの方はぜひ羽村市のサガワ整体院へ。
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